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エンゼルス大谷翔平選手で人気の兜を手作りしてかぶろう

5月5日の端午の節句には、お子さまの健やかな成長を願って兜(かぶと)や五月人形、鯉のぼりを飾り、柏餅やちまきを食べて過ごします。
そんなお祝いの日をさらに楽しく演出してくれるアイデアのひとつとして、こどもと一緒に手作りする“かぶれる兜”をご紹介。100均で揃えられる材料を使い、縫わずに仕上げられる方法のため、小さなお子さんでも簡単に取り組むことができます。

 制作者  染井あさひさん

オンライン片付けコンサルタント、整理収納アドバイザー。大手IT企業でシステム企画開発などを担当。仕事と育児を両立させていくなかで整理収納アドバイザーの資格を取得し、現在はオンラインでの片付けレッスンや片付けスキルアップのためのお茶会、親子の片付けセミナーなどを主催。7歳と3歳の子育てをしながら、家事・育児に役立つさまざまなアイデアもSNSで紹介している。
(詳しくは、ブログまたはinstagramをチェック!)

フェルトで作れる! かぶれる可愛い兜の作り方

端午の節句のお祝いに、こども用の兜を手作りしました。材料はすべて100均で揃い、切って&貼ってオンリー(針と糸は使いません!)。所要時間も1時間ほどあれば完成します。

100均のフェルトに手持ちの和風の端切れを合わせました
かぶるとこんな感じ(現在3歳になった息子がかぶっています)

STEP1. 材料を揃える

使用するものは、以下のものになります。

  • フェルト(約70×60cmの大サイズ)1枚
  • 手芸用ボンド
  • ハサミ
  • 必要に応じて色違いのフェルトや端切れ

100均には各種サイズのフェルトが売られていますが、今回は、約70×60cmの大サイズを使います。また、部分的に色を変えたい場合は、違う色のフェルト(約18×18cmの小サイズで可)や家にある端切れなどを使用するとよいでしょう。

▲約70×60cmの大サイズ(左)と、約18×18cmの小サイズ(右)のフェルトと手芸用ボンド(すべてダイソー)

STEP2. フェルトを正方形にカットする

フェルトの大きさは、かぶるこどもの頭の大きさに合わせます。我が家の場合は

  • 当時4歳の娘用に52×52cm
  • 当時6カ月の息子用に46×46cm

で作りました。
フェルトは筒状で売られていてシワも気になるので、アイロンをかけてから行うとよいですよ。

少しだけ使ったフェルトの余りがあったのでそれを使用しました。サイズを確認し、三角形に折って、正方形になるように(点線の部分を)、ハサミでカットします

STEP3. フェルトを折っていく

折り紙の兜を作る要領でフェルトを折っていきます。

●三角に折ります

●左右の両端を下の角に合わせて折ります

●折った部分をさらに下から上に半分に折り上げます。左側を折ったら、右側も同様に

●折り上げた部分の3分の1ほどを折り返し、兜の角を作ります。左側を折ったら、右側も同様に

STEP4. 手芸用ボンドで留めながら仕上げていく

細かなところはボンドで留めながら行うと、崩れにくくてきれいにできます。

●先ほど折った角の部分をボンドで留めます

●下側の2枚重なっている三角形部分の1枚をめくり上げます

●兜の中央部分の色を変える場合は、好みの色のフェルトや端切れをサイズに合わせてカットし、ボンドで貼り付けます

●布を張ったら下の部分を1回折って、ボンドで留めます

●残っていた下側の三角形は、兜の中に差し込むように折り上げます。こちらも内側を軽くボンドで留めておくと、崩れにくくなります

●当時4歳の娘と6カ月の息子がかぶった写真がこちらです。息子がかぶっているものはベースのフェルトを張りのある布で作り、中央部には水色のフェルトを貼り付けました

折り紙感覚でできるので、ぜひお子さまと一緒に作ってみてください。大小いろんな色でたくさん作って、並べて飾ったり、ぬいぐるみにかぶせたりして楽しくデコレーションすると、さらに盛り上がりますよ。

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