秋のお彼岸(秋分の日)

秋のお彼岸って、なにをするの?

秋のお彼岸は、春のお彼岸の春分の日と同様に、昼と夜の長さが同じ秋分の日を中日とした7日間をいいます。お仏壇やお墓をきれいにし、ご先祖様を供養することに変わりはありませんが、秋には秋の趣があります。季節を感じながら行事を楽しんでみませんか。
お彼岸について詳しくは春のお彼岸の項目をご覧ください。

CONTENTS
1. 春のお彼岸との違い
2. お墓参りの作法
3. お彼岸の食べ物

1. 春のお彼岸との違い

お彼岸の春と秋の違いは、まず時期的に春と秋、中日が春分に対して秋分の日という違いがあります。秋分の日の国民の祝日としての名目は、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」で、春分の日の「自然をたたえ、生物をいつくしむ」とは主旨が異なります。春のお彼岸ではこしあんの牡丹餅(ぼたもち)を、秋にはつぶあんの御萩(おはぎ)をお供えします。これも季節的な違いで、牡丹と萩の見立てだけでなく、秋の小豆は収穫したばかりで皮ごと食べられるから粒あんなのだとか。そのほかの違いとしては、お供えするお花も変わってきます。春は牡丹やマーガレット、秋は菊というのが定番ですが、故人の好んでいたお花をお供えするのもよいとされています。ただし、棘がある、香りが強い、毒がある花は不適切であると考えられています。

 歴史  詳しくは春のお彼岸の項目をご覧ください。

2. お墓参りの作法

詳しくは春のお彼岸の項目をご覧ください。

3. お彼岸の食べ物

詳しくは春のお彼岸の項目をご覧ください。

ご先祖様を供養する機会は、いつと決める必要はありませんが、春と秋のお彼岸、お盆やお正月に、実家に帰ったり、お墓参りに行ったり、年中の行事として、家族や親戚が集まって故人を偲んだりするのは日本の良き伝統です。行事食を食べながら、子供たちも交えて昔話をするのも人や家族の歴史を紡いでいくうえでも大切なことなのではないでしょうか。