母の日・父の日

親子の絆を再確認する母の日・父の日

母の日と父の日は、こどもが親に感謝の意を示し、愛情を表す日として知られています。母親には日常の献身的な努力や愛情、子育てに対する感謝の気持ちを表現します。父親には尊敬の意を示し、家族に提供する支援や愛情に感謝の気持ちを表現します。
母の日と父の日に、家族が一堂に集まり、特別な食事や活動を通じて祝福し、親子関係を深めます。こどもたちは、母の日と父の日に、贈り物や花、手紙、カードなどを贈り、感謝と愛情を表し、親子関係を深めるための機会として、広く認識されています。

CONTENTS

1. 母の日とは
2. 父の日とは
3. 母の日と父の日の祝い方

1. 母の日とは

母の日は、母親への感謝と愛情を表す特別な日です。通常、5月の第2日曜日に祝われますが、国や地域によって異なります。母の日は母親の子育てと献身、そして家族に対する貢献に感謝の意を示す機会として広く認識されています。一般的に赤いカーネーションの花を贈ることが知られています。
母親はこの日に家族から特別な扱いを受け、感謝の気持ちに包まれます。母の日は感謝の気持ちを表すだけでなく、家族との結束を強化し、愛情を深める重要な日でもあります。親子関係において、感謝の言葉や行動は重要な要素であり、母の日はその特別な瞬間を共有するための素晴らしい機会となっています。

2.父の日とは

父の日は、父親への感謝と尊敬を示す特別な日です。通常、6月の第3日曜日に祝われますが、母の日と同様に国や地域によって異なります。父の日は父親からの支援、愛情、そして家族への貢献に感謝の意を表す機会として知られています。
アメリカでは父の日にバラを贈るようですが、日本ではネクタイなどの実用的な贈り物をすることが一般的です。
父親はこの日に家族から感謝の言葉を受け、特別な扱いを受けることになります。父の日は、感謝の思いを伝えるだけでなく、家族の連帯感を高め、愛情を強くする貴重な機会となります。父親とこどもとの間において、感謝と尊敬の言葉や行動は家族の幸福と結束を高め、父の日はその特別な瞬間を共有するための素晴らしい機会となっています。

 歴史 

母の日と父の日の歴史

母の日の起源は古代ギリシャやローマに遡りますが、現代の母の日はアメリカで発祥しました。アンナ・ジャーヴィスという女性が、彼女の母親の死後、母の日を祝う運動を1907年に始め、1914年に当時のアメリカ大統領ウィルソンによって公式な祝日とされました。日本では、明治時代の終わりから大正時代にかけて広まったようです。
なおそれ以前にイギリスやアイルランドにあったという説もあります。それは「Mothering Sunday(マザリング サンデー)」と呼ばれ、イースター(キリストの復活祭)の3週間前の日曜日に行われました。

父の日の起源はアメリカにあり、B・ドッド夫人によって1910年に提唱されました。1910年にアメリカのワシントン州で公定され、1920年代以降、各州や国際的に父の日が広がり、存命中の父には赤いバラを、亡くなった父には白いバラを贈る風習が生まれました。日本では1950年頃から取り入れられ、デパート商戦とともに次第に広がりました。

父の日にバラを贈る風習は、父の日の提唱者ドッド夫人が、父の墓前に白いバラを供えたエピソードが由来していると言われています。ドッド夫人のエピソードから、存命中の父には赤いバラ、亡くなった父には白いバラを贈る風習が生まれました。その風習が日本に伝わり、現在の日本では父の日に黄色のバラを贈るようになりました。
黄色いバラに変化した理由には、1981年に設立された日本ファーザーズデイ委員会か開催している父の日黄色いリボンキャンペーンが大きく関わっています。黄色いリボンキャンペーンは、家族の愛情や尊敬を表す黄色を父の日のイメージカラーとして啓蒙しています。これが父の日にバラを贈る風習と同化し、父の日に黄色いバラを贈る今の風習になりました。

3. 母の日と父の日の祝い方

母の日と父の日は、親への感謝と愛情を示す特別な日です。それぞれの祝い方には独自の伝統があります。

母の日

贈り物
こどもたちは母親に贈り物を用意し、母親の好みに合ったものを選びます。花、ジュエリー、手作りのプレゼントなどが一般的です。

カードと手紙
こどもたちは感謝の言葉を記したカードや手紙を母親に贈ります。母親への愛情や感謝を文字に起こすことが大切です。

特別な食事
家族全員で、母親のために特別な食事を用意しましょう。もちろん、外食に出かけても良いでしょう。

家事手伝い
こどもたちは母親に手伝いを申し出たり、家事をサポートしたりすることで母親の日々の子育てを労ってもいいでしょう。

父の日

贈り物
こどもたちは父親に贈り物を選んでプレゼントします。好きな本、服、趣味に合ったものなどが良いでしょう。アメリカから伝わったバラを贈る習慣は、日本では「黄色いバラ」へと変化しました。家族の愛情や尊敬を表す黄色を父の日のイメージカラーとしました。父の日が近づくと、花屋さんにはバラの他にも黄色い花が多く並びます。

カードとメッセージ
こどもたちは父親への感謝の言葉を書いたカードやメッセージを贈ることが一般的です。父親への尊敬や感謝を伝えると喜んでくれるでしょう。

特別な食事
特別な食事を用意して、家族みんなで幸せな時間を過ごしても良いでしょう。食事は父親の好物を用意するか、あるいは外食に出かけもいいでしょう。

趣味を共有
父親の趣味や関心に共感し、一緒に過ごすと良いでしょう。釣り、ゴルフ、スポーツ観戦など、父親と共通の活動で楽しむこともおすすめします。

海外の母の日・父の日

国ごとで母の日と父の日は異なります。母の日と父の日を国別で紹介します。

国名母の日父の日
アメリカ5月の第2日曜日6月の第3日曜日
イギリスイースター前の四旬節(レント)という期間の第4日曜日6月の第3日曜日
オーストラリア5月の第2日曜日9月の第1日曜日
カナダ5月の第2日曜日6月の第3日曜日
韓国5月8日5月8日
中国5月の第2日曜日6月の第3日曜日
イタリア5月の第2日曜日3月19日
フィンランド5月の第2日曜日11月の第2日曜日

母の日と父の日は親の愛情と献身にこどもたちから感謝する日であると同時に、親もこどもたちに感謝の気持ちを表す日でもあります。親がこどもたちに「生まれてきてくれてありがとう」と感謝の気持ちを持つことは非常に重要です。
家族関係はお互いの感謝と愛情に基づいて強くなり、母の日・父の日はその感謝の気持ちを表す素晴らしい機会です。親とこどもとの間でお互いに感謝の言葉を交換することは、家庭内の幸せな雰囲気を作り出すことに役立つでしょう。感謝のサイクルが家庭内で確立されることで、家族の結束が深まり、より幸せな関係を築くことができるでしょう。