家族で楽しく七夕の郷土料理(新潟・石川・長野)〜笹寿司〜
「笹寿司」は寿司飯と寿司種をクマザサの葉に盛り付けたり、クマザサの葉でくるみ箱につめて押し寿司にしたりする石川県や長野県、新潟県などの郷土料理です。お盆やお祭りなどのハレの日の料理として振る舞われていたようです。七夕は「笹の節句」ともいわれ、糸魚川の地方では、七夕は笹ずしの日として記念日にしています。笹寿司ではなく、ちらし寿司を七夕の行事食として振る舞う地域も多いようです。
今回はそんな七夕らしい笹寿司をお子さまのいるご家庭向けにアレンジしてみました。手巻き寿司のように笹の葉に好きな具材を乗せて“セルフ笹寿司パーティー”はいかがでしょう。チーズやハムを星形に切り抜いたり、食材で織姫と彦星を作ってみたり。
楽しい七夕の食卓を演出できます。
七夕のセルフ笹寿司パーティー
新潟の郷土料理「笹寿司」で、子供が喜ぶ七夕パーティー!
笹の上に酢飯を乗せて、お好みの具をトッピング!具は出来るだけ調理は少なめで、切るだけ!和えるだけ!
簡単に出来てこどもが喜ぶ具材にアレンジしました。
笹の葉の香りを楽しみながら食べる笹寿司パーティーです。
<材料(4人分)>
- 笹の葉・・お好みで
- ごはん・・2合分
- 寿司酢・・大さじ4
- 卵・・2個
- 塩こしょう・・少々
- サラダ油・・少々
- ツナ缶・・1缶
- マヨネーズ・・大さじ1
- きゅうり・・1/4本
- サーモン・・1柵
- しょう油・・少々
- 塩ゆで枝豆・・適量
- ごま油、ごま、塩・・各少々
- しらす、カニカマ、オクラ・・各適量
- 魚肉ソーセージ、チェダーチーズ、黒ゴマ、海苔・・各適量
<作り方>
①笹にごはんを乗せる
笹は塩漬けされているものは、水で塩分を洗い流して、ペーパーなどで水気を押さえる。
2/3くらいの大きさに切ると食べやすいです。
やや硬めに炊いたごはんにすし酢を加えて切るように混ぜ合わせて酢飯を作って冷ます。ぎゅっと俵型に握ってから笹の上におさえて広げる。この状態でいくつか作っておくと笹の葉の香りが移っておいしくなります。
酢飯が苦手な方は普通のごはんでもOK。
②具材を準備
オクラは輪切り、カニカマはほぐす。
サーモンは1cm角切りにし、しょう油を和える。
枝豆はサヤから出してごま油とごま、塩を和える。
ツナ缶は油を切り、マヨネーズ、みじん切りにしたきゅうりを混ぜ合わせる。
卵を割りほぐして塩を加え、フライパンで薄焼き卵を作り、千切りにする。
③七夕デコ
魚肉ソーセージを輪切りし、海苔、スライスチェダーチーズ、黒ゴマで織姫や彦星を作ったり、星型にくり抜くと七夕らしくなって、お子さまとも楽しめます。
④具をトッピング
お好みの具をごはんの上に乗せ、色々な組み合わせをお楽しみください。
具をちょっと押さえてから笹の葉を持って香りを楽しみながらいただきます!
☺︎お弁当にも!
笹の葉には抗菌作用があるので、具を少し変えて、お弁当にするのもお勧めです。
レシピ考案:ぱお(小島 香)
料理研究家。簡単!時短ごはんや世界の料理、お菓子などを研究し、雑誌やWEBの連載、イベント講師、企業へのレシピ提供などを中心に活動中。