【運動会シーズン到来!】
お弁当作りでやってはいけないこと7
運動会シーズンが到来。家族みんなで楽しむためのお弁当作り、気合いが入りますよね。でも、ちょっと待って。 実は、お弁当作りにはやってはいけないことがあるんです。今回は、お弁当作りの落とし穴ともいえる、避けた方がよい行為を7つご紹介します。意外とやりがちな行為もあるので、チェックしてくださいね。
NG1
痛みやすい生野菜を入れること
食中毒予防のためには、細菌を増やさないことが大原則です。お弁当に入れる野菜は傷みにくいものを選びましょう。そのため、生野菜は基本的に避けた方が無難です。水分が多く、気温が高い日には特に傷みやすいので運動会のときのお弁当に入れるのは控えましょう。プチトマトは比較的菌が繁殖しにくく見た目も良いので入れる場合が多いですが、ヘタの部分は洗っても菌が残りやすいので、必ず取ってから入れましょう。
葉物野菜をお弁当の仕切りとして使うのは、控えた方が良いでしょう。時間が経つにつれて水分が出て、他の食材に影響を与える可能性があります。
NG2
ご飯やおかずが熱いうちに
ふたをすること
ご飯やおかずが熱いうちにお弁当箱にふたをしてしまうのもNG行為です。熱いうちにふたをすると、湯気でふたに水滴がついて、お弁当箱の中に水分が発生してたまってしまいます。食中毒菌は、温度・水分・栄養分の3項目が揃うと増殖します。つまり、水分が発生し、留まることで、食中毒菌が増えやすい環境を作ってしまうことになるのです。ですから、ご飯やおかずは完全に冷めてからふたを閉めましょう。お弁当箱に詰める前に、平皿などに置いて粗熱を取るのもおすすめです。
NG3
水分が残ったままお
弁当に詰めること
先ほど述べたように、お弁当に水分は大敵です。食中毒のリスクを高めてしまうだけでなく、味や見た目も悪くなってしまうのです。汁気のあるおかずは、キッチンペーパーの上に置いて水分をしっかりと取ってから詰めましょう。おひたしも、水分をしっかり絞ってから入れるのがポイントです。水気を吸収してくれるお弁当用のカップも市販されているので、活用するのもよいでしょう。
マヨネーズで和えたおかずも要注意です。マヨネーズで和えると食材から水分が出やすくなってしまうため、特にポテトサラダのような非加熱の食材が混ざっているものは、実は避けた方が無難です。ドレッシングやソースも、食材の水分が出てしまう原因になります。別容器に入れて、食べる直前にかけるようにしましょう。
NG4
素手で食材に触ること
お弁当作りでは、衛生面に特に気を配りたいもの。調理前に手を洗ったとしても、調理中にさまざまなところに触れるため、なるべく食材は素手で触らないようにしましょう。特に、素手でおにぎりを握るのは避けたい行為です。手についた菌が、食中毒の原因になる可能性があります。おにぎりを握るときは、ラップを使うようにしましょう。
また、おかずを詰めるときも、直接手で触れるのではなく、菜箸や使い捨ての薄手の手袋を使いましょう。細かい作業が必要なキャラ弁は、おかずに触れる回数が多くなるため、特に注意が必要です。
NG5
加熱が不十分なまま
食材を入れること
お弁当に彩りを添えるゆで卵。半熟卵は食中毒のリスクが潜んでいます。卵には「サルモネラ菌」が潜んでいる可能性があり、加熱が不十分だと食中毒を引き起こす原因となります。お弁当に入れる際は、必ず十分に加熱し、半熟ではなくしっかりと火を通すようにしましょう。卵だけでなく、お肉や魚なども同じです。中心部までしっかり加熱してお弁当に入れましょう。
NG6
前日に作っていたおかずを
そのままお弁当箱に詰めること
前日の晩ごはんの残りや作りおきしているおかずをお弁当に活用する方も多いのではないでしょうか。しかし、冷蔵庫で一晩保管したものは、菌が増殖している可能性があります。お弁当に入れる際は、必ず電子レンジで再加熱し、その後しっかりと冷ましてから詰めましょう。
NG7
保冷剤や保冷バッグを
使わないこと
運動会のような外でのイベントでは、お弁当の持ち運び方に特に注意が必要です。お弁当の温度が上昇すると、食中毒のリスクが高まってしまいます。保冷剤や保冷バッグを活用して、お弁当をできるだけ低温の安心・安全な温度で保ち、おいしくいただきましょう。
まとめ
お弁当による食中毒を防ぐためには、作ってから食べるまでの時間を短くすることも重要です。お弁当はなるべく早めに食べるように心がけましょう。これらのポイントを押さえて、安心・安全なお弁当で、楽しい運動会を満喫してくださいね!