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小さいこどもを葬儀へ参列させる際に知っておきたいこと

こどもが小さいと、葬儀に連れて行っていいか悩まれる方も多いでしょう。また、もし連れて行く場合は、服装や持ち物、ぐずったときの対応はどうすればいいかなど、知りたいことがいっぱい。

そこで今回は、葬儀の現場で活躍するプロに質問! こどもを連れて行くか行かないかの判断基準から、周りに迷惑をかけないため準備しておきたいこと、授乳やおむつ替えはどうすればよいかまで、疑問に答えていただきました。

お話をお聞きした方

イズモ葬祭 春日井 貴賓館 係長 伊藤優斗さん

大学卒業後に株式会社 出雲殿に入社、以来11年間、葬儀業に携わる。一級葬祭ディレクター、終活コーディネーター、グリーフケア士の資格を有し、多数の葬儀を担当。現在はイズモ葬祭 春日井 貴賓館 係長として活躍。

Q. 通夜・告別式に、ベビーや幼児を連れて行ってもよい?

「赤ちゃんや2・3歳までの小さなお子さまを、葬儀に連れて行くか、行かないかの判断基準として大切なのは、故人さまとお子さまとの関係性です。直系親族であればお子さまも参列してお別れをした方がよいでしょう。それ以外の場合でも、生前にとてもかわいがってもらっていたなどの場合は、連れて行っても問題ありません。一方、故人さまとあまり顔を合わせる機会がなかったというような場合は、基本的には連れてかないのがベストです。もし迷われている場合は、遺族に連れて行ってもよいか確認してみるとよいでしょう」

Q.葬儀会場での授乳やおむつ替えはどうすればいい?

授乳室やおむつ交換台などが用意されているかは式場ごとに異なりますので、式場に電話して確認してみるとよいでしょう。当式場の場合、常設はありませんが、ご相談いただけましたら、授乳やおむつ替えのための個室をご準備いたします。また、ミルク用のお湯のご準備なども可能です。同じような配慮を行う式場も多いと思いますので、気軽に相談してみてください」

Q.葬儀の最中にぐずってしまったらどうすればいい?

お子さまがぐずってしまわれたときすぐ退出いただけるよう、親族・一般会葬者の席次は関係なく、会場の出入口にいちばん近い席をご用意いたします。途中退席は失礼にあたると思われている方もいらっしゃいますが、ぐずったお子さまをあやすために退席するのは、決してマナー違反ではありません。退出される際、出入口で祭壇に一礼してから退席すればまったく問題なしです。なお、お子さまは抱っこではなく、ベビーカーに乗せたままでも大丈夫。席をひとつ抜いて、お母さまの席のお隣にベビーカーを置けるようにいたしますので、お気軽にお声がけください」

Q.お焼香や献花の際、こどもはどうすればいい?

お子さまを抱っこしたまま行っていただいても大丈夫なのですが、献花はともかく、お焼香では炭に火が着いておりますので、お子さまが誤って触れて火傷しないよう、十分お気を付けください。もし心配なようであれば会場スタッフにお声がけいただければ、サポートさせていただきます」

Q.小さいこどもは、どんな服装で参列するのがマナー?

ベビーや幼児の場合は、園児の制服があれば制服を、ない場合はできれば黒、白、グレーといった落ち着いた色の洋服を選びましょう。もしお持ちでない場合、落ち着いた色の服を選べばよいと思います。ただし、フリルやレースなどの飾りは極力ない方がよいでしょう。また、キャラクターものは避けましょう。洋服や靴下、靴なども含め、できるだけキャラクターがないものを選ぶとよいですね。2・3歳になるとかわいいヘアアクセサリーも着けたくなるところですが黒いもの以外はなるべく控えましょう。髪を留めたり縛ったりする際は、黒いヘアピンやゴムを使いましょう」

Q.持参するとよいものは?

冬場はもちろん、夏も冷房が効いていますので、寒くないよう上着やブランケットなどを準備しておくとよいでしょう。また、お子さまがお気に入りのおもちゃや絵本、飲み物やお菓子なども持参いただけるとよいですね。ぐずってしまったときに活躍します。ただし、できればおもちゃは音の出ないものをお持ちください。もしくは、音の出るおもちゃは式場から退出されてロビーや控え室等であやす際にお使いください」

Q.園児や小学校低学年のこどもなら、葬儀に連れて行ってもよい?

「判断基準は小さいお子さまのときと同様で、故人さまとお子さまとの関係性が深いか浅いかによります。もし連れて行かれる場合は、年齢的にお子さまも少しは理解できると思いますので、葬儀とはどんなもので、なぜ参列するのか、どんな流れで進むのかといったことを軽く説明しておくとよいでしょう。お子さまは退屈するとぐずるもの。わけがわからず参列するより、きちんと説明しておくことで退屈感も少し薄れるのではないでしょうか」

Q.園児や小学校低学年なら、お焼香や献花は自分でできる?

このくらいの年齢のお子さまになると、親御さんと一緒にお焼香や献花を行われることが多いですよ。もちろん、お焼香の際は火傷には注意が必要ですが、親を真似てお焼香をすることは、お子さまにとっても貴重な経験になるでしょう。式が始まる前に担当からお焼香の仕方などをご案内しますので、その時に親子で聞いていただいたり、もしわかりづらければ、担当がお子さまに直接ご説明させていただきますので、お声がけください」

 最後にひと言アドバイス 

現場の実感として、お子さまを連れて行ってよいかを悩まれる方は本当に多いですよ。ひとりで悩まれず、ご親族にお伺いを立てるか、または式場に電話でお聞きになるとよいと思います。式場には私と同じように葬祭ディレクターの資格を有するスタッフがおりますので、ご質問をいただければ何なりとお答えいたします。ぜひお気軽にお尋ねください。

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