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【いざという時、慌てないために】
子どもの体調不良に備えて
準備しておくこと

子どもの発熱や体調不良は急にやってくるもの。そこで、お子さんが体調不良になったとき慌てないよう、事前に準備をしておきましょう。今回は、揃えておくべきアイテムや、確認しておくべきことをご紹介します。

準備しておくべきマストアイテム

まずは家に揃えておくべきアイテムをご紹介します。不足しているものがないか、ぜひチェックしてみてください。

体温計

正確に測れるわき式体温計はもちろん、おでこや耳に数秒当てるだけで測れる非接触型も準備しておくと、寝ているときにさっと使うことができます。

食べ物、飲み物

子どもが小さいと、家に残して買い物に行くことができないので、ストックしておくことをおすすめします。レトルトおかゆ、ゼリー飲料、吸収しやすい経口補水液やイオン飲料があると安心でしょう。

氷枕、保冷剤

ジェル素材のやわらかい氷枕や、体に固定できるタイプの保冷剤があると、頭や体をしっかり冷やすことができます。子ども用にベストの形になった保冷材なども販売されています。

小児用解熱剤

薬の使用は原則行わないことが望ましいですが、急激な高熱や病院への対応に時間がかかる場合などは、解熱剤を処方することが求められることもあります(医師等と相談しながら対応してください)。

鼻吸い器

鼻がかめない場合や、鼻水が多く寝苦しそうなときは、鼻吸い器を使って鼻水を出してあげると楽になることも。ただし、治りを早くするものではなく、一時的に症状を軽くしてくれるものと考えましょう。

塩素系漂白剤やビニール手袋

子どもが嘔吐や下痢をしてしまった場合の処理に使います。ノロウィルスやロタウィルスは感染力が強く、アルコールではききにくいため、必ず塩素系漂白剤でふき取りましょう。

大人用のマスク

看病中は看病する人が飛沫やウィルスにさらされやすくなるため、マスクを着用しましょう。子どもが2歳を過ぎて、マスクが着けられるようになってきたら、子ども用のマスクも準備しておくと、通院時などに安心です。

加湿器

室内の湿度を保つことで、のどや鼻の粘膜を守り、咳や鼻づまりの症状がやわらぐことも。さらに、ウィルスの感染力を抑える効果があります。

その他

下痢止め、小児用風邪薬、虫刺されの塗り薬、虫除け剤など、各家庭の状況に応じて準備しておくと良い物もありますので、家族で相談して加えて置きましょう。

準備しておくべきTO DO

次に、体調不良に備えてやっておくべきことを紹介します。体調不良になってからでは遅いので、今のうちにチェック!

夜間・休日診療の医療機関を調べておく

かかりつけの小児科がやっていないときに、体調不良になってしまうケースも考えて、夜間や休日診療の医療機関を調べておくと安心。目途だけでもつけておくと、いざというときさっと検索ができます。

病児保育や支援サービスを確認

特におうちの人が働いている場合は、頼れる機関やサービスを調べておきましょう。それぞれの地域やサービスで利用するためのルールが異なるため、事前にシミュレーションしておくことが大事になります。

パートナーや家族と話し合っておく

子どもが病気になった場合、仕事は休めるか、誰が病院に連れて行くか、子どもの他のきょうだいの面倒は誰がみるかなどの役割分担を話し合っておきましょう。さらに母子手帳などの置き場所を共有しておくと、慌てずに済むでしょう。

救急外来を受診するべき症状を
確認しておく

特に乳幼児は症状の進行が早く、受診が遅れると命に関わることも。すぐに病院を受診するべきか判断の目安を教えてくれる「こどもの救急」【(公社)日本小児科学会】のホームページや、小児科医師や看護師に電話で直接相談できる小児救急相談#8000についても確認しておきましょう。

まとめ

子どもの体調不良を避けることはできませんが、事前にしっかり準備をしておくことで慌てずに対応ができるようになります。「やっておけばよかった」と後悔しないために、安心のために、できることは今のうちからはじめましょう!

イラスト:徳丸ゆう

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