おじいちゃんへの「父の日ありがとう」をこどもと一緒に!
6月第3日曜日は「父の日」です。まだプレゼントを用意していない、何にしたらいいか困っているという方、今年は、お子さまにも手伝ってもらって「手作りギフト」に挑戦してみませんか? お孫さんからの心のこもった贈り物に、お父さん&お義父さんもきっと喜んでくれることでしょう。
父の日の贈り物、一般的なのはグルメやお酒
父の日のギフト事情に関しアンケート調査を行う「父の日.jp」の結果(2023年3~4月実施)によると、昨年の父の日にギフトを贈った人は52.6%と、過半数を超えています。また、今年の父の日に贈りたいものについては、1位の食品・グルメ、2位のお酒・ビールがダントツの多さで、両方を合わせると60%を超えます。
また、どんな贈り物が喜ばれると思うかを聞いたアンケート(2022年2月実施)では、お父さんの趣味関連の贈り物37.3%、健康関連20.7%、ちょっと贅沢な物19.3%、お父さんの生活が楽になる物12.4%が上位を占めました。贈る相手のことを考えて本当に喜んでもらえるものを選びたいという気持ちはあるものの、「気に入ってもらえるかわからない」「どれを選べばいいかわからない」などの理由から、結局は無難な食品やお酒が選ばれていると推測されます。
お父さんの本音は、プレゼントよりも一緒に過ごす時間!?
一方、サッポロビールが2022年5月に実施した「父の日アンケート調査」によると、父の日にしてほしいことの第1位は家で一緒に食事をする34%、次に外食をする25%、プレゼントをもらう23%と続きます。コロナ禍でなかなか会えない時期という影響もあったでしょうが、お父さんの本音としては家族で一緒に過ごすことが何よりも嬉しいプレゼントというところにあるようです。
そこで今年の父の日は、お父さんの趣味や好みに合わせたとっておきのプレゼントを用意し、直接手渡しをするために会いに行きませんか? その際お孫さんも一緒に連れて行けば、大喜び間違いなし。プレゼントには、お孫さんと一緒に楽しく遊べるグッズや、お孫さんが頑張って手作りした物などを用意してみてはいかがでしょう。
以下で、アイデア満載のプレゼントを用意してお父さんに喜んでもらった体験談を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
大人用+こども用のグローブセットを購入し孫と一緒にキャッチボールする時間をプレゼント
「実家は車で40分ほどの距離ですが、こどもが習い事をはじめたこともあって忙しく、会いに行く回数も減りました。そんなとき父が病気になり入院。退院後すぐの父の日には、適度な運動でリハビリするよう言われていたこともあり、野球のグローブを用意して帰省。
こども用のグローブもお揃いで購入し、“孫と一緒にキャッチボールする時間”もプレゼントしました。こどもは実家の前の路地でおじいちゃんとするキャッチボールがとても楽しかったようで、『おじいちゃんち行きたい』とねだるようになり、父も心から喜んでくれています」
(Tさん・37歳)
遠方のため会いに行けない父には手作りのレザークラフト小物を
「レザークラフト教室の体験講座に親子で参加。私は小銭入れを、こどもはキーホルダーを作り、父の日のプレゼントにしました。
キットがあるので、初心者でもこどもでも簡単! 好きな柄やローマ字の刻印を選び、金槌で叩いて革に打ち付けていくだけで2時間かからず完成しました。私は父のイニシャルを、こどもは父の趣味である釣りをイメージして魚の柄を刻印。完成品を贈ると大喜びしてくれて、さっそく使ってくれています」(Kさん・32歳)
日本酒好きの父には、利き酒セット!利き酒トレイ&グラスも一緒にプレゼント
「日本酒だけでなく、グラスも一緒にと思い、100均で利き酒グラスを3つ購入(最近の100均には日本酒グラスが充実していて、利き酒グラスだってあるんです!)。
そのグラスを置くトレイは、ホームセンターで板を購入してサイズ通りにカットしてもらい、3つの穴あけも依頼。それにこどもがやすりをかけて滑らかにし、私がニスを塗って、手作りの利き酒トレイを作りました。父の日にプレゼントし、利き酒クイズを出題し、こどもが正解・不正解をジャッジ。父も本当に楽しそうでしたよ」(Mさん・38歳)
バンドが趣味の父には、ギター柄の生地を使ったハンドメイドのネクタイを!
「父は古くからの仲間と趣味でバンドを組み、町のイベントなどでときどき演奏しています。去年、たまたまギター柄のかわいい生地を見つけたので、それでマスクを手作りして父の日にプレゼント。お裁縫好きなこどもが手縫いのマスク作りにはまって、何枚も作ってくれていたのでその延長で。父は当然大喜びで、地元の夏まつりではそのマスクを着けてステージに上がり、楽しそうに演奏していました。
そして今年はこどもの裁縫熱もさらにヒートアップし、同じ布でネクタイ作りに挑戦すると張り切っています。私は裁縫はあまり得意ではありませんが(うちの子、誰に似たんだろう…)、型紙作りなどをお手伝い(笑)」
(Uさん・39歳)
こどもが脱出ゲームをプログラミング父と一緒にプレイして大盛り上がり
「小学校でプログラミング学習が必修化され、小学3年生の息子は授業で簡単なゲームを制作しました。そんなこどもに教えてもらいながら、私も一緒にプログラミングツール(スクラッチ)を使ったゲーム作りに挑戦。ふたりであーだこーだ言いながら、おじいちゃんにプレゼントするゲームを制作しました。そして父の日に、作った脱出ゲームを入れたタブレットごとプレゼント。簡単なゲームだったので父もすぐにマスターし、楽しくプレイ。みんなで脱出タイムを競ったりして、とても充実した1日を過ごすことができました」(Nさん・35歳)
最近ちょっぴり髪が薄くなってきた父には、夏糸を使って手編みのバケットハットを
「小学校低学年の娘は、私の影響もあって、かぎ針編みに大はまり。100均には冬用の毛糸以外に夏向けの糸もあり、いろんな作品作りに挑戦中。
そんな娘と相談して、父の日の贈り物にバケットハット(バケツを逆さにしたような形の帽子)を作ることに決定! 白とブルーのボーダーにして、白は私の担当、ブルーは娘の担当。自分の担当になったら暇な時間に少しずつ編み進み、終わったらバトンタッチ。これを2週間ほど続け、やっと完成して、父の日当日に間に合わせることができました。すごくおしゃれで、帽子を被ると10歳くらい若返って見えて、父も大喜びでした」(Tさん・33歳)
お父さんの趣味や関心、好きなことは何かを考えながら、こどもと一緒に手作りプレゼントに挑戦! そしてできれば手渡しでプレゼントして、思い出に残るような素敵な時間を過ごしてみてください。