家族で楽しくお祝い郷土料理(高知県)〜皿鉢料理〜
ご家庭で手軽に作れてお祝いにも最適な、“家族やこどもたちと楽しめる”皿鉢料理をご紹介!
皿鉢料理(さわち・さはちりょうり)は、大皿に高知の海の幸や山の幸を贅沢に盛り付けたお祝いに欠かせない郷土料理。出生祝いや節句、新築祝い、還暦祝いなど、ハレの行事やお客様をもてなす時に作られます。皿鉢料理は特定の料理の名前を指す言葉ではなく、皿鉢に盛られる料理はさまざま。高知名産のかつおや旬の海鮮、お寿司、煮物、揚げ物、和え物、果物など、とにかくおいしいもの、旬の食材を華やかに盛り付けます。皿鉢料理は江戸時代からあると言われ、武家の供宴の終わりに大皿に盛った料理が提供されたのが始まりのようです。明治時代以降に一般にも普及し、伊万里焼や九谷焼などの高価な大皿も使われるようになりました。
こどもも喜ぶ
“お手軽皿鉢料理”
<献立>
- カツオのレアカツ~柚子胡椒マヨダレ~
- 牛肉のお花巻き
- ソーセージの卵焼き
- 手まり寿司
- フルーツ(苺、キウイ)
カツオのレアカツ~柚子胡椒マヨダレ~
カツオに衣をつけてフライパンでさっと揚げ焼きにし、外がサクっと香ばしく、中はレアに仕上げました。
お子さんにも喜ばれるカツオレシピ。柚子胡椒の効いたマヨポンダレでカツオの臭みも消えてよく合います。
<材料>
- カツオ刺身用柵・・300g
- 塩こしょう・・少々
- 小麦粉、卵、パン粉、・・各適量
- 揚げ油・・適量
- Aマヨネーズ・・大さじ3
- Aポン酢・・小さじ1
- A柚子胡椒・・小さじ1/2
<作り方>
- 直前まで冷蔵庫で冷やしておいたカツオに塩こしょうをふる。
小麦粉、溶き卵、パン粉の順にしっかりとつける。 - フライパンに油を1cmくらい入れて180℃に熱する。
1のカツオを面を変えながら、こんがり焼き色がつくまで全体で2~3分くらい加熱する。 - Aの材料を混ぜ合わせてマヨポンソースを作る。柚子胡椒はなくてもOK。
1cm厚さにカットしたカツオにかけて完成。
牛肉のお花巻き
塩ゆでしたアスパラ6本と1cm角に切った人参を牛肉で巻き、フライパンで照り焼きにする。
▶ポイント!
人参をアスパラで包むようにして牛肉で巻くと、カットした時にお花のように仕上がります。
ソーセージの卵焼き
ソーセージ又は魚肉ソーセージに卵焼き器で作った薄焼き卵を3~4枚巻き、星型にくり抜いたチーズを乗せる。
▶ポイント!
型抜きしたチーズを乗せたり、ピックに挿すと可愛く仕上ります。
薄焼き卵は少量の片栗粉を加えると切れずに巻きやすいです。
手まり寿司
ラップにお刺身と酢飯を少量乗せて、ラップをぎゅっと絞って丸める。
食材は何でも良いのが皿鉢料理の面白いところ。入学祝や節句にご家族の大好きな料理を大皿にキレイに盛りつけて、ぜひ素敵な食卓パーティーをお楽しみください!
レシピ考案:ぱお(小島 香)
料理研究家。簡単!時短ごはんや世界の料理、お菓子などを研究し、雑誌やWEBの連載、イベント講師、企業へのレシピ提供などを中心に活動中。
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