【持ち物は?ぐずったときの対応は】
子連れでの飲食店マナー
子どもと一緒に外食をしたいと思っても、「周りに迷惑をかけるのではないか」「ぐずったらどうしよう」と不安になってしまうもの。でも大丈夫!事前の準備と心がけで、気持ちの良い食事を叶えることができるはず。この記事では外食時に役立つマナーや、食事中にぐずったときの対応をご紹介します。
お店に行く前に気を付けることは?

子連れ歓迎のお店や個室を選ぶ
まずはお店選びがポイント。キッズメニュー、ベビーチェアの用意や、キッズスペースが設けられているお店なら、子連れに優しく安心です。さらに、個室・半個室のあるお店であれば、まわりをあまり気にせずに過ごすことができるでしょう。
お店が混雑する時間帯や、
子どもが空腹すぎるタイミングを避ける
ランチタイムやディナータイムのピークは、店員さんも忙しく、料理の提供に時間がかかることもあり、周りのお客さんがイライラしてしまっているケースもあります。さらに子どものお腹が空いていると、ぐずってしまうことがあるので、その場合は事前におやつを少しだけあげるなどして、タイミングや対応を工夫しましょう。
エプロンやおもちゃなど
子供用のアイテムを準備
お出かけ用・食事用のエプロン、ウェットティッシュなど、食事の時の汚れに対応するアイテムを準備。キッズメニューの準備がないお店の場合は子供用の食器類がない可能性が高いため、カトラリーなども用意しておくと便利です。
さらに、お気に入りのおもちゃや絵本、塗り絵、シールブックなどテーブルで楽しめるようなアイテムも必須。おもちゃや絵本は音の出ないものを選びましょう。
飲食店に入ってから気を付けるマナーは?
声のトーンに気を付ける

子どもはつい大きな声を出してしまうことがあるので、親がきちんと注意しておくことが大切です。逆に静かに出来ているときには褒めてあげることも、子どもの学びに繋がります。
お店の備品に手を触れないよう対策をする

テーブルの上にあるお箸や調味料、メニュー表など、子どもは興味津々。でも清潔面や他のお客さんのためにも、できるだけ手の届かないところへ移動しましょう。お店を出るときには、もとの場所に戻すのもマナーです。
こぼしたときにはさっと対応をする
飲み物を倒したり、食べこぼしたり…そんなハプニングはつきもの。そんなときも、慌てずにティッシュやおしぼりでさっと対応を。お店の人や周りのお客さんに「すみません」と一言添えるだけで、まわりの印象もぐっと変わります。
食べ終わった後の汚れは軽く整える
テーブルの上の食べこぼしやイスのまわりの汚れなど、軽く整えてから退店すると、お店の方へのマナーとしても好印象。お店の清掃がしやすいように心配りをする気持ちを忘れずに。
泣いたり、騒いだりしたらどうする?
持参したおもちゃやスマホで対応を
退屈してきた、眠い、お腹がすいた…など、子どもがぐずる理由はさまざま。そんなときは、お気に入りのおもちゃや静かに見られるスマホ動画など、“ぐずり対策アイテム”を活用して乗り切りましょう。事前に子どもが好むアプリや動画を準備しておくと◎。「ごはんがきたらおしまいね」と事前に約束しておくことも大切です。
一度、お店の外に出る

どうしても泣き止まないときは、一度お店の外に出て気分転換をするのも一つの方法です。外の空気を吸ってリセットすることで、子どもが落ち着くことも。お店の方にも「すみません、ちょっと外へ行ってきます」と声をかけて席を外すだけで、印象が変わるでしょう。
まとめ
ガチガチにマナーを守ろうとすると外食が窮屈になります。そうではなく、「どうすれば自分たちも周りも気持ちよく食事ができるか」という視点を持って対応することで、楽しい時間を過ごすことができるように。そんな経験がお子さんの成長にも繋がります。小さな気遣いや、事前の準備で充実した楽しい外食を叶えてくださいね。
イラスト:徳丸ゆう