【小学校低学年の子を持つパパママに】
子ども同士で遊ぶとき、
気を付けたい5つのこと
小学校に入ると子ども同士で約束をして遊ぶ機会が増えてきます。近所の公園やお友達の家など、行動範囲も広がり、親としては心配になる場面も多いですよね。そこで今回は、小学校低学年の子どもを持つママ・パパに向けて、“子ども同士で遊ばせるときに気をつけたいポイント”を5つにまとめてご紹介します。
POINT1
誰と、どこで、いつまで遊ぶのかを確認する

遊びに出かける前に「誰と・どこで・何時まで遊ぶのか」を親子でしっかり確認しましょう。「〇〇ちゃんと、〇〇公園で、3時までね」と、具体的に言葉にして確認することが大切です。
特に小学校低学年のうちは、行き先や遊ぶ相手があいまいなまま外出してしまうと、トラブルや心配ごとのもとに。子ども自身もあやふやな場合があるので、相手の保護者とLINEなどでやりとりできるとより安心です。
また、できるだけ複数人で遊ぶように仕向けることも安心に繋がります。
POINT2
遊ぶ場所の範囲を親子で共有しておく

「〇〇公園からは出ない」「〇〇ちゃんの家で」など、遊ぶ場所の範囲を具体的に決めておきましょう。また、初めての場所は親が送迎すると安心です。
もし途中で場所を変えたくなったときのために、「移動したいときは連絡する」など親子で決まりを作っておくといいでしょう。
人が少ない場所や暗い場所、川や山など危ない場所を避けるように伝えておくのも大切です。
POINT3
ルールやマナーを伝えておく

「危険な遊びはしない」「順番を守る」「お友達を大切にする」など、基本的なルールはもちろん、遊ぶ場所に合わせたルールやマナーを伝えましょう。
例えば、お友達の家に行くなら、きちんとあいさつをすること、お菓子を欲しがったりしないこと、使ったおもちゃは片づけることなど。
ルールやマナーを守る大切さも含めて、日頃から伝えておけると良いでしょう。
POINT4
安心して遊べるように対策をする

防犯ブザーやキッズケータイ、GPSなどのツールを上手に使って、いざというときの連絡方法を親子で共有しておきましょう。なお、事前に何度か使って練習してみることも大切です。
また、夏場なら帽子と水筒、冬場なら防寒着など、季節に応じた持ち物の確認も忘れずに。
POINT5
遊んだ後は子どもと振り返りをする

帰ってきたら「楽しかった?」「どんなことをしたの?」「仲良くできた?」と、遊びの様子を聞く時間を持ちましょう。必要なら親からアドバイスすることも大切です。
もし、帰る時間や、約束を守れなかった場合は、理由を聞いて、約束を守る大切さをしっかりとわかりやすく伝えましょう。
振り返りを重ねることで、次に遊ぶときのルールづくり、友達同士や親子の信頼関係づくりにも繋がります。
まとめ
子ども同士で遊ぶ時間は、自立心やコミュニケーション力を育てる大切な時間。とはいえ、小学校低学年のうちはまだまだ心配も多い時期です。だからこそ、親が子どもの遊びの全体像をつかんでおくこと、連絡体制を作っておくこと、ちょっと先回りして見守る準備をしておくことで、子どもはよりのびのびと遊べるようになります。一歩ずつ、子どもの成長を見守る気持ちで、できることから始めてみてくださいね。
イラスト:徳丸ゆう