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定番から今どきのプランまで
親の還暦祝いアイデア10

60歳という人生の大きな節目である「還暦」。「何をすれば喜んでもらえるだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、王道の祝い方から最新ギフト、そして家族の絆が深まる手作りプランまで、還暦祝いのアイデアを幅広くまとめました。最高の「おめでとう」を見つけるヒントにしてください。

そもそも、「還暦」とは?

数え年で61歳、満年齢で60歳になると還暦のお祝いをします。「還暦」とは、「暦(こよみ)が還(かえ)る」ことを意味しています。十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)というふたつの年の数え方を組み合わせた干支(えと)は60年で一巡するため、60歳は自分が生まれた年の干支に再び戻る年なのです。この「第二の誕生」=「生まれ直す」という意味をこめて、子供が着るちゃんちゃんこ等を贈る習慣が生まれたのです。

定番
色あせない王道の祝い方

赤いちゃんちゃんこや頭巾を着て記念撮影

「古臭いかな?」と思う人もいるかもしれませんが、王道の祝い方として根強い人気があります。先程お伝えしたように、還暦には「生まれ直す」という意味があり、赤色には魔除けや厄除けの力があると信じられてきました。人生の節目に「これからも健やかに過ごせるように」という願いを込め、赤いちゃんちゃんこや頭巾を着て記念撮影してみてはいかがでしょうか。

赤いちゃんちゃんこや頭巾は購入せずとも、フォトスタジオや旅館のレンタルサービスを利用するのも良いでしょう。

食事会を開く

ホテルのレストランや庭園のある懐石料理店など、普段は行かない場所で食事会を開催するのも王道の過ごし方です。個室を予約すれば、小さなお子さんがいる家庭でも気兼ねなくお祝いのメッセージを伝えられます。

「家が一番落ち着く」という親には、自宅を華やかに装飾してお祝いするのもおすすめです。還暦のテーマカラーである赤を基調としたガーランドやテーブルクロスでデコレーションしてみましょう。華やかな空間に、主役の気分も高まるはず。

食事メニューには、縁起物を取り入れるとさらに素敵に過ごせるでしょう。例えば「海老」は腰が曲がるまで長生きする象徴です。また、「めでたい」にかけて「鯛の姿焼き」も良いでしょう。

家族旅行に行く

家族旅行をプレゼントするのも、かけがえのない思い出になります。行き先は、移動の負担が少ない近場の温泉などが人気です。宿泊先を選ぶ際は、「還暦祝いプラン」のある宿をチェックしてみてください。赤いちゃんちゃんこの無料貸出や夕食時の「寿箸」の用意など、節目を祝うためのサービスが受けられます。

還暦という節目だからこそ、アクティブに動くよりも、親のペースに寄り添った優雅で負担の少ない旅を計画しましょう。



贈り物
感謝とエールを込めたプレゼント

赤を取り入れた日常使いできるプレゼント

還暦の象徴である赤を使った、上質で日常使いできるアイテムをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。カシミヤのストールやネクタイ、革の財布やキーケース、腕時計やアクセサリーなど、好みに合わせて選びましょう。その際、真っ赤なものにこだわらず、深みのあるボルドーや落ち着いたルビーレッドを選んでも大人の気品漂う贈り物になります。

世界に一つだけの名入れ・オーダーメイドギフト

特別感のあるパーソナライズギフトも人気です。親の名前や感謝の言葉を刻印したお酒、タンブラー、お箸など。使うたびにお祝いの日の温かい記憶が蘇ります。

他にも、孫が描いた似顔絵をプリントしたグッズのプレゼントも喜ばれるでしょう。

趣味を応援するプレゼント

ゴルフや登山、ガーデニングや料理など、親が熱中していることに関するアイテムをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。あるいは「これから始めたい」と言っていた趣味にまつわる道具も何よりのエールになるでしょう。

健康にまつわるプレゼント

「いつまでも元気でいてね」というメッセージを込めて、身体を労わるアイテムを贈るのもおすすめ。良質な眠りに繋がるオーダーメイド枕が作れるギフト券、最新のマッサージ家電、歩数計機能付きのスマートウォッチなど、日々の身体のメンテナンスを支える最新技術を取り入れたアイテムを探してみてください。

選ぶ楽しみを贈るカタログギフト

「親の好みが年々変わってきた」「本当に欲しいものを自分で選んでほしい」という場合には、カタログギフトが最適です。今のカタログギフトはモノだけでなく、心に残る体験を贈れるタイプもあり、宿泊券や有名レストランでのペアディナー、高級スパやエステなど非日常の体験を後押しできるのが魅力です。

手作り
世界にひとつのプレゼント

遠方の親戚や友人からのメッセージ動画

なかなか会えない親戚や友人からの「おめでとう」を盛り込めば、驚きと喜びに満ちたサプライズに。スマートフォン1台で編集から上映までできる今だからこそ、手軽に挑戦できるプレゼントです。

これまでの歩みを1冊にした
メモリアルフォトブック

幼少期の写真から、青春時代一枚、結婚式、そして子どもたちの誕生など、これまでの60年間の歩みを1冊のフォトブックにまとめてみましょう。作成する過程で自分たちのルーツを再発見できるのも、家族にとってかけがえのない時間になるはずです。「この旅行、とても楽しかった」「育ててくれてありがとう」といった短いメッセージを添えることで、さらに温かみが増します。

最近ではネットで簡単に本格的な製本ができるサービスが充実しているので、一から作るのが大変な場合は頼るのも良いでしょう。

還暦祝いを送る時の注意点

今の60歳は現役感があり、若々しいものです。あまりに「長寿」「隠居」を強調しすぎると、かえって気分を害してしまうことも。プレゼントやメッセージは、「お疲れ様」というねぎらい以上に「これからもアクティブに楽しんで」というこれからの人生を応援するトーンを意識しましょう。

また、還暦祝いの相場は、親に対しては3万円〜5万円程度が一般的ですが、兄弟姉妹がいる場合は、事前に金額や内容をすり合わせておくことが大切です。

まとめ

赤いちゃんちゃんこを着る伝統的なお祝いも、今どきの洗練されたギフトも、根底にあるのは「今日まで元気でいてくれてありがとう」という感謝の気持ち。親がこれまでの60年を誇らしく思い、これからの人生をワクワクして迎えられるような、温かいひとときを考えてみてくださいね。


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