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子どもの安全のための防災対策。
今すぐ始めたい備えと
防災教育のポイント

大地震などの自然災害が発生したとき、小さな子どもは自力で身を守ることができません。だからこそ、大人による事前の環境づくりや備えが重要になります。9月1日の「防災の日」という節目をきっかけに、子どものいる家庭で必要な防災対策を見直してみましょう。

家庭内での安全対策を確認しよう

身体が小さく力も弱い子どもは、落下物や倒壊物で避難経路が少し塞がれただけでも自力での脱出が困難になってしまいます。まずは、子どもが多くの時間を過ごす家の中を確認し、安全性を高めましょう。

家具の転倒・落下防止の徹底

リビングや子ども部屋にある本棚やタンスといった背の高い家具は、L字型金具や突っ張り棒などで確実に壁に固定しましょう。キャスター付きの家具にはロックをかけ、さらに着脱式ベルトなどを活用して二重の対策をとっておくと安心です。

子ども部屋・寝室のレイアウト見直し

極力背の高い家具は置かないほうがよいのですが、万が一家具が倒れても、出入り口をふさがない位置やベッド・布団の上に倒れ込まない位置へ配置を変更しましょう。そもそも、背の高い家具は極力置かないようにするとよいでしょう。また、棚の上段には落下によって凶器になり得る重いものやガラス製品を置かないのもポイントです。

他にも、大きな窓の近くにはベッドを置かず、万が一に備え窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っておくと安心です。

動線の確保

勉強机の下など、揺れを感じたときに「すぐに身を隠せる安全なスペース」を常に空けておきます。また、避難経路となるドアや廊下の付近には、荷物やゴミなどを放置しないように心がけましょう。

キッチン収納の安全対策

激しい揺れによってキッチンの食器棚や引き出しなどの扉が開き、食器や包丁が飛び出すと大変危険です。開き戸にはあらかじめ開き戸ストッパーや耐震ラッチなどの飛び出し防止器具を取り付けておきましょう。


避難生活では子どもは体調を崩しやすく、強いストレスを感じがちです。一般的な防災グッズに加え、子どもの成長に合わせた備蓄を最低1週間分用意しましょう。

どの年齢の子どもにも一次持ち出し袋には、防災頭巾、子供用軍手、レインコート、ホイッスル(呼子笛)を入れておくとよいでしょう。市販の子ども用防災セットを活用するのも手です。

乳児期に必要な備え

抵抗力が弱く、デリケートな赤ちゃんには感染症や皮膚トラブルから守るための衛生用品が必要です。中でもおむつやおしりふきは多めに準備しておきましょう。

\準備リスト/

使い捨て哺乳瓶、液体ミルク、オムツ、おしりふき、離乳食、スプーン、ベビーせんべい、母子手帳のコピー、抱っこ紐、消臭袋、肌着や衣類

幼児期・小学生期に必要な備え

幼児や小学校低学年の子どもには、ストレスを軽減するための工夫も取り入れましょう。非常食は、普段から食べ慣れているレトルト食品や好物のお菓子を少し多めに買い置きしておきましょう。なお備蓄には、古いものから消費して買い足す「ローリングストック方式」がおすすめです。また、おもちゃは周囲に配慮が必要な避難所でも静かに遊べるよう、音の出ないシールブック、お絵かき帳、ミニカー、トランプなどがよいでしょう。

\準備リスト/

子ども用迷子札・迷子紐、幼児用おやつ・ジュース、幼児用補助便座や携帯トイレ、音の出ない小さなおもちゃ、履きやすい靴・ヘルメット、ストローマグや割れないコップ、子ども用のマスク・絆創膏、下着や衣類


家族で防災時のことを話し合い、
意識を高めよう

家族間で防災についてのルール作りや話し合いをして、子どもの防災意識を高めましょう。

避難場所の確認

地域のハザードマップを一緒に見ながら、「家にいるとき」「学校にいるとき」などシチュエーション別の行動を具体的に話し合いましょう。週末などに、子どもと一緒にハザードマップを片手に実際の避難所まで歩いてみるのもおすすめです。大人の目線では気づかない危険な段差や、子どもでも歩きやすいルートが見えてきます。

連絡手段のルール化

災害時はスマートフォンがつながりにくくなります。「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方を親子で練習したり、万が一連絡がつかない場合の最終集合場所を「〇〇小学校の体育館裏」などと決めたりしておくと安心です。です。

まとめ

子どもは日々成長します。服や靴のサイズが変わるように、必要な防災対策も変化します。毎年9月1日は、「防災リュックの中身やサイズが子どもに合っているか」「非常食の賞味期限は切れていないか」を家族全員のものを含めみんなでチェックする日、と決めるのがおすすめです。

その小さな備えの積み重ねこそが、いざという時にかけがえのない我が子の命と、家族の未来を守る力になります。

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