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【6歳までの子どもを連れていくなら?】
子連れ海外旅行、
おすすめの国や注意点

「家族で海外旅行をしたいけれど、まだ子どもが小さいし、難しいかな…」とあきらめている方も多いのではないでしょうか。でも、きちんと準備すれば、家族みんなで楽しめて、お子さんにとっても貴重な体験になるでしょう。
今回はおすすめの国や、子連れならではの体験談、アドバイスをご紹介。実際に子連れで海外旅行をしたという方の声も参考にしてください。

子連れの場合、どこに行くのがおすすめ?

初心者はフライト時間や時差が少なく、
衛生環境が整った国へ

海外旅行に慣れていない方や、初めて子連れで海外旅行をする場合は、フライト時間の少ない近い国がおすすめ。フライトは4時間以内だと安心。5~7時間になってくると、その時間をお子さんの昼寝時間にあてるなどの工夫が必要に。
さらに、小学校に上がる前の小さなお子さんは、免疫機能が未熟なため、医療環境や衛生状況が整った国を選びましょう。治安は良いか、危険情報は出ていないか等のチェックも忘れずに。

初めてでも安心。
4時間以内のフライトで行けるおすすめの国

韓国 
フライト2時間半

飛行時間が短く、時差もないため小さい子連れでも安心。子供が喜ぶロッテワールドやエバーランドなどのテーマパークや、大人が嬉しい韓国エステなどスポットが満載です。

サイパン(アメリカ自治領) 
フライト3時間半

キッズルームや子供用アクティビティが完備された、家族向けホテルが充実。治安が良く、観光客が少なめなので、ゆったりした雰囲気で過ごせます。

グアム(アメリカ準州) 
フライト3時間半

ハワイなどでかかりがちなリゾートフィーが不要なケースが多く、アッパーホテルがリーズナブルに泊まれるのも魅力の一つです。

幼い娘が一緒でも楽しめた

グアムではベビーウエルカムのお店が多く、ベビーチェアの用意をしてくれることも。7カ月だった娘は遠浅の海や、ホテルのプールを楽しんでいました。スーパーでオーガニックの離乳食を調達できたのも嬉しいポイントでした。(yukoさん)

機内では工夫を。
5~7時間のフライトで行けるおすすめの国

香港 
フライト5時間

香港ディズニーランドやオーシャンパークなど遊べるスポットがたくさん。乗り物好きな子供なら、2階建てバスやフェリーに乗るのもおすすめ。

ベトナム 
フライト6時間

家族向けの大型ホテルが多く、プールやプライベートビーチなどホテルの敷地内だけでも楽しめます。ビーチも広さがあり、ゆったりと過ごすことができる国です。

辛くない料理や
フルーツを親子で満喫

コロナ前には年に一度、友人と東南アジア旅行するのが恒例だったので、子どもが1歳11カ月のときにホーチミンとダナンへ行くことに。子どもの食べられる料理が多く、治安もいいので楽しめました。現地の洗濯屋さんを利用することにして、服は最小限に。その分、子供用のカトラリーやウェットティッシュ、ベビーカーなどはしっかり持って行きました。(えまめさん)

治安の良い街と、
素敵なホテルで貴重な体験に

出産前に訪れたことがあり、アジア圏の中でも治安が良いダナンへ。街が比較的きれいで、観光地もコンパクトなため、2歳半の娘を連れていても楽しめました。ホテルもいいところを選んで、親子でゆったり♡ただ、衛生面には気を配り、娘の分は飲食物を多めに用意して行きました。(Rinoさん)

ハワイ(アメリカ) 
フライト7時間

日本人向けのガイドデスクがあったり、ホテル内に日本人スタッフがいたりと、何かあったときも安心。マリンスポーツややショッピングなど、家族で楽しめる要素が満載の国です。

家族みんなで
プールやグルメを楽しんだ

強い陽射しはありましたが、カラッとしていて過ごしやすく、4歳の娘はプールを満喫していました。美味しいごはん屋さんが多く、家族で巡るのが楽しかったです。物価高と円安は悩ましかったけれど、テイクアウトやハッピーアワーを活用しました。(yukoさん)

慣れているなら長距離も。
7時間以上のフライトで行けるおすすめの国

シンガポール 
フライト7時間半

公共の場や観光スポットなど街全体が衛生的で、治安が良く安全な観光地です。主要な観光スポットが集中しているので、巡りやすいのも嬉しいポイント。

子連れに嬉しい設備や
サービスが充実

3歳と5歳の子供を連れてシンガポールへ。室内の無料遊び場が充実していたり、キッズチェアを用意しているレストランが多かったりと、子連れに優しい国でとても助かりました。準備や下調べは大事ですが、いざ行ってみると国内旅行と大変さはそこまで変わらず。でも、日本ではできないような体験ができるのでおすすめです。(えいと&せれなママさん)

バリ(インドネシア) 
フライト8時間

ヴィラや大型ホテルなど、宿泊施設が豊富でリーズナブル。ビーチでは浅瀬エリアと強い波が来るエリアが分かれているため、小さい子供でも安心して遊ぶことができます。

ラグジュアリーホテルをコスパ良く♡

素敵なホテルにリーズナブルな価格で宿泊できて大満足!ホテルのプールやグルメを楽しんだり、自然豊かな動物園で貴重な経験をしたりと、3歳の娘にとってもいい思い出に。(yukoさん)

子連れの海外旅行、注意することは?

海外では手に入らない
子供用グッズを忘れずに

体温計、飲みなれた薬など、子供の体調不良や怪我に備えたグッズや、食べなれた日本のお菓子、おむつなど、海外ですぐには手に入らないものを用意。ウェットティッシュも、海外では無かったり、有料だったりすることが多いため、除菌タイプを持って行くのがおすすめです。

余裕をもったスケジュールを立てる

子供がいると、何をするにも時間がかかり、予定通りにいかないというのが当たり前。予定を詰め込みすぎないように余裕を持った計画を立てて、ハプニングがあっても対応できるようにしておくことが大事です。

ホテルはこだわって選ぶ

子連れ旅なら、アクセスの良さが重要に。ホテルから空港や観光スポットへの距離をチェック。さらに、ホテルで過ごす時間が長くなりそうなら、プールやキッズルームなど子供が喜ぶ施設が充実しているところを選ぶといいでしょう。

トラブルに備えて対策をしておく

万が一、ロストバゲージになったときのために、おむつと子供の着替えは分けて手荷物に入れておくと安心です。また、病気やけがに備えて海外旅行保険に必ず加入しておきましょう。ホテルの近くにある病院も事前に確認を。

飛行機内の過ごし方を
シミュレーションしておく

飛行機の出発時間を、子供の就寝時間に合わせられるとベスト。機内にはバシネットという赤ちゃん用ベッドがあるため、体重や年齢を確認して事前に手配しておくと安心です。さらに、時間をつぶせるようなおもちゃやおかしを持ち込むなど、フライト時間をなるべく快適に過ごせるよう工夫をしましょう。

まとめ

子供との旅行に合った国を選んで、事前にしっかり準備をしておけば、意外とハードルは高くないはず。海外で過ごす時間はお子さんにとっても、大人にとっても、かけがえのないものに!行きたい気持ちがあるなら、ぜひあきらめずに、余裕を持った旅程で準備から楽しんでみてください!

イラスト:徳丸ゆう

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