披露宴(参列側)
披露宴に招待されたら?
披露宴は、新郎新婦が結婚したことをお披露目し、親族や友人、知人などお世話になった人にこれまでの感謝を伝え、今後のお付き合いをお願いする場です。挙式は家族や親戚が中心の少人数に対し、披露宴は家族や親戚に加え、上司や友人など招く範囲が広まり大人数でおこないます。参列者は新郎新婦からもてなされる料理や飲み物を楽しみながら、二人のために歌などの余興で披露宴を盛り上げる演出をおこなうこともあります。近年では挙式と披露宴を分けて考えることが少なくなっています。そのため、挙式からほぼフルメンバーになっています。
また、会場側も挙式会場にその地域の平均列席者数が収容できる場合が多いです。また余興については、都市部を中心に歌などの余興は減少しています。これはゲスト側の負荷を軽減するためでもあります。新郎新婦にとっては一生に残る大事な日でもありますので、招待される立場として心を込めたふるまいで祝福し見届けたいですね。
CONTENTS
1. 招待状の返事
2. ご祝儀
3. お祝い品の贈り方
4. 参列する際の服装
5. スピーチを頼まれたら
6. 受付係を頼まれたら
7. 参列者としての披露宴のマナー
1. 招待状の返事
招待状が届いてから2〜3日以内、遅くとも1週間以内には返事を出すのがマナーです。
披露宴の席次は、招待状の返事が全員から届いてから決定するため、なるべく早めに返事を出しましょう。招待状自体が正式な約束となりますので、口約束やメール・SNS等で出席することを伝えていたとしても、返信ハガキは必ず投函するようにしてください。
当日の都合がはっきりせず、すぐに返事ができない場合は、電話やメールなどで「いつ頃までに出欠の回答をできるか」を伝えておきます。期日を過ぎる場合は、事情を伝え相談した上で、迷惑がかかる場合には欠席にするのが良いでしょう。
返信用はがきの書き方のポイント
- 返信ハガキには必ず黒か濃紺のペンを使うようにしてください。
不祝儀を意味するグレーは避け、カラーペンを使うのは避けましょう。 - 結婚式の招待状の返信ハガキには、「、」や「。」の句読点は区切りや終わりを意味するので、お祝いの席の結婚式に相応しくないため使いません。
- 返信するときは、相手に敬意を払うために、「御(芳)」は二重線や「寿」の字で消しましょう。
「表面」
- 宛名の下の「行」を斜めの二重線で消し、横に「様」と書く。
- 連名の場合は、必ず「様」を2名様分記入します。
「裏面」
▶出席の場合
- 出席を○で囲み、「御」「御欠席」を二重線で消す。
- 自分の住所、名前を書く欄の「御」「御芳」を二重線で消す。
- 余白にお祝いメッセージを書き添える。
「慶んで(喜んで)」という言葉を書き添えると、より丁寧で好印象に。
▶欠席の場合
- 欠席を○で囲み、「御」「御出席」を二重線で消す。
- 余白に、お祝いの言葉と出席できないお詫びの言葉を書き添える。
身内の不幸や入院などが理由の場合は、「やむをえない事情により」などと理由をはっきり書かないことがマナー。
2. ご祝儀
ご祝儀は、当日受付で手渡すケースが一般的になってきましたが、もし当日に渡すのであれば、新郎新婦に直接会って渡すのは避けましょう。挙式前後にタイミングを見て、新郎新婦の家族や、友人など受付担当の方に新郎新婦へ渡してもらうように頼みましょう。また、新札のご用意も忘れずに。
また、自身の結婚式で3万円のご祝儀をもらったのであれば、たとえ欠席だとしても同額のご祝儀を包むのがマナーです。
親族・友人などのご祝儀の相場は以下になります。
新郎新婦との関係別の祝儀相場
親戚関係の祝儀(回答別割合)
親戚関係以外の祝儀(回答別割合)
ご祝儀のマナー
昔からご祝儀額は、3万円・5万円などの奇数が好まれ、偶数は「割り切れ=別れ」を連想させることからタブーとされてきました。
奇数の中でも9は「苦」を連想するので避けましょう。また、二重の喜びという意味のある2、末広がりの8は例外で、10は奇数と考えるという説もあります。
歴史
ご祝儀文化は高度経済成長期から!?
結婚式には欠かせないご祝儀の文化はいつ頃からはじまったのでしょう。第二次世界大戦ごろまでは、自宅で結婚式を行うのが主流だったため、当時はご祝儀に現金ではなくお祝いの料理などを持ち寄っていました。戦後は、空襲などによる住宅事情や物資不足などから、集会所や公民館などで行う時期を経て、料亭、ホテルなど、自宅以外の場所で式を行うケースが増えました。高度経済成長期に入ってからは、ホテルや結婚式場で結婚式をおこなうことが増え、これまでのように料理を持ち込む必要性がなくなりました。そこで、「式の主催者に金銭的な負担がかからないように」という招待客側の配慮から、料理の代わりに現金をご祝儀として持ち寄るようになったことが、現在のご祝儀のはじまりと言われています。ちなみに、ホテルでの披露宴が全国に広がりはじめた時期でもある高度経済成長期のご祝儀の相場は1万円だったそうです。その後、物価や賃金の上昇とともにご祝儀の相場も上昇していきました。バブル期に入ると3万円が一般的となり、そこから30年以上現在の相場は変わっていないそうです。
こんなときご祝儀はどうしたらいいの?
▶夫婦で披露宴に出席するときは?
ご祝儀の金額は2人分を包みます。金額は奇数が好まれますが、奇数以外のケースもあるようです。
▶披露宴に出席しないときは?
自宅へ持参するなどして直接手渡すか、披露宴前に届くように郵送します。郵送するときは、お金を入れたご祝儀袋<表書きは結婚祝い用の「寿」や、お祝いとしての表書きなど、いずれの場合も水引は「結び切り(固く結んでほどけない結び方)」のもの>をそのまま現金書留の封筒にいれて送ります。お祝いのメッセージの手紙も添えましょう。
▶会費制の披露宴のときは?
そもそも会費制とは、主催者が一律で会費を設定し、招待客が指定された金額を支払うスタイルのことです。金額は14,000~18,000円くらいに設定されています。会費がご祝儀を兼ねているのでご祝儀は不要です。
会費は、受付にて現金で直接支払うのが一般的なマナー。会費をご祝儀のように丁寧に梱包する必要もありません。
ご祝儀を渡すときは、袱紗(ふくさ)で?
ご祝儀を披露宴や自宅に持参するときは、ご祝儀袋を汚さないように必ず袱紗に包みましょう。
袱紗がない場合は、小さな風呂敷や大きなハンカチでも構いません。
袱紗(ふくさ)のたたみ方
1. 袱紗の中心より左側に、表を上にして置きます
2.①、②、③の順に折り畳みます
3. 右を折って裏に包み込みます
ご祝儀の渡し方
①一礼し、「本日はおめでとうございます」と挨拶をします
②袱紗で包んだ祝儀袋をバッグから出し、左手の上にのせ、右手で袱紗を開いて祝儀袋を取り出します
③袱紗をたたみ、祝儀袋をのせます
④相手に正面が向くように時計回りで祝儀袋の向きを変え、両手で持ち「お気持ちばかりですが、お納めください」と言って渡します
北海道では
会費制が多かった!?
北海道での結婚式で会費制が多かった理由ですが、明治時代、様々な県(藩)から開拓に来ていた開拓民が多かった北海道はそれぞれ出身地の風習が異なっていたこともあり、結婚式で、新郎新婦の負担を減らす目的で招待客が会費を持ち寄ってお祝いしたことが、会費制のルーツといわれています。招待客もご祝儀制より金銭的負担が少ないため、気軽に参加しやすいのがメリットとされています。
ただ現在は、企業の支店などへの転勤者等も多い札幌を中心に、ご祝儀制に移行しているケースも増えているようです。
3. お祝い品の贈り方
ご祝儀とは別にお祝いの品を贈る場合は、挙式1週間前までの、吉日の午前中に相手の自宅に届けるのがマナー
とされています。披露宴会場にお祝いの品を持参するのは、相手の荷物を増やしてしまい、迷惑になるので避けましょう。最近は、結婚準備に忙しい相手のことを考え、デパートなどから直接配送することがほとんどです。お祝いのメッセージを書いたカードを添えたり、お祝いの手紙を別途郵送したりするのも忘れないようにしましょう。
贈るタイミングは招待状が届いてからにしましょう。披露宴に招待されていない場合もなるべく早く贈るのがマナーです。
もしおめでた婚などの何らかの理由で、挙式までの日にちがあまりないときは、挙式後落ち着いてから、新生活に必要なものを聞いて贈ると喜ばれます。
お祝い品の相場
2.ご祝儀をご参照ください。
お祝い品を選ぶポイント
お祝いの品は、新郎新婦が欲しいものを贈るのが良いでしょう。
もし希望がない場合は、商品券やギフトカードを贈ると新生活に必要なものを揃えることができるので喜ばれます。セットのものを贈る場合は、お祝い金と同様に「割り切れない」奇数が好まれます。ただし2はペア、6は半ダースを1組として数えられるため、厳密なルールはなくなってきています。
4. 参列する際の服装
主役は新婦なので、新婦よりも控えめな装いにするのが基本のマナーです。
女性 (洋装)
▶洋装
全体的にカジュアルな装いの披露宴が主流となっているため、昨今では新郎・新婦にドレスコードの確認を行い、問題ないものをチョイスすることが増えています。従来、洋装は、昼と夜で装いが異なるのがルールでした。夕方5時以降を夜と考えます。昼は、セミアフタヌーンドレスか上品なワンピースやアンサンブル、ツーピースなどが好ましいでしょう。アクセサリーは、光るものは避けパールなどで華やかさを演出します。夜は、イブニングドレスより短めの、セミイブニングドレスが良いでしょう。宝石などの光るアクセサリーを合わせて
華やかに装いましょう。
靴は、昼も夜もつま先が出ない、ヒールの高いパンプスが良いでしょう。 バッグはコンパクトなクラッチバッグなどが多いでしょう。
注意したいポイント
- 白色は花嫁の色とされているので避けましょう。
- 毛皮やファー素材、アニマル柄も殺生を連想させるため着用しないようにしてください。
- 過度な露出のある服装も避けてください。
- ニットや綿、麻はカジュアルすぎるため、 フォーマルな場には不向きとされています。
- レースやシフォンの素材がおすすめです。
▶和装
既婚女性なら訪問着、未婚女性なら振袖(中振り袖)か訪問着がふさわしいとされています。帯や草履などの小物類は立場に合ったものを選びましょう。
また、成人式の振袖は新婦が着る振袖とは仕立てが異なるので、
着用しても OKです。髪飾り以外のアクセサリーは付けないのが基本です。
男性
女性同様、男性もカジュアル化しています。黒・紺・グレーのスーツが増えています。従来、男性は昼夜兼用で着ることができるブラックスーツが一般的でした。
主賓クラスであれば、正礼装(昼はモーニングコート、夜は燕尾服)にすることもありますが、準礼装で出席することがほとんどでした。
ネクタイは、光沢のあるシルバーグレーなど、フォーマルな印象のものが
基本です。黒いネクタイは、喪を連想させるので、柄が入っているものでも避けましょう。靴は、プレーントゥかストレートチップの黒革の紐靴を履きましょう。
かかとが擦り減っているものは NG。靴下は黒のドレスソックスを選びましょう。
「列席」と「参列」の違い
「列席」と「参列」は、言葉の意味に大きな違いはありませんが、使う人の立場によって使い分けされています。新郎新婦やその家族、司会者など、招く側の立場である人は、列席という言葉を使い、結婚式に招かれる側の立場である人は「参列」という言葉を使いますので、結婚式の招待状への返信の際には「喜んで参列させていただきます」といったように「参列」という言葉を使いましょう。
ちなみに「出席」という言葉は、どちらの立場でも使える言葉ですので、迷った時は「出席」という言葉を使うと良いでしょう。
5. スピーチを頼まれたら
新郎新婦がスピーチを依頼するのは、信頼の証といえます。依頼をされたら喜んで引き受けましょう。また、主賓と友人代表とではスピーチの内容が異なるため、自分はどのような立場で依頼されたのかを、新郎新婦に確認しましょう。
主賓のスピーチは、参列者代表なので、本人のプロフィールや職場での生き生きとした仕事ぶりなどを、少し堅い言葉で表現します。友人としてスピーチするときは、親しい間柄こそ知っている学生時代の思い出を交えながら、明るい雰囲気にまとめると場の雰囲気も和やかになります。
こんな「言葉」は避けましょう!
▶「別れる」「切れる」「壊れる」「冷える」「割れる」「離れる」「戻る」などの
離婚を連想させる言葉
▶「たびたび」「重ね重ね」「いよいよ」「くれぐれ」「わざわざ」などの
再婚を連想させるような重ね言葉
こんな「内容」は避けましょう!
▶自分の自慢話や会社の宣伝、内輪にしかわからない話題
▶新郎新婦を見下すような内容
▶新郎新婦への妬みや悪口
▶過去の恋愛などの暴露話や下品な話
▶政治や宗教の話題
スピーチの基本構成
約3分以内におさまるように、400字詰めの原稿用紙2~3枚程度を目安に考えます。
- お祝いの言葉
- 自己紹介
- エピソード
- はなむけのことば
- 結びの挨拶
スピーチ文例
主賓の祝辞(新郎の上司)
〇〇君、△△さん(新婦)、ならびに両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。
ただ今ご紹介に預かりました、〇〇君(新郎)の勤務先の上司にあたります●●と申します。
はなはだ僭越ではございますが、ひと言お祝いを述べさせていただきたいと思います。
おふたりはどうぞお座りください。
私の部署に〇〇君が配属された4年前、誠実で元気な印象と周囲に気配りができる人柄で、すぐに信頼を得ていったことを覚えています。4年経った今では、チームのリーダーとして丁寧に後輩の指導にもあたり、わが社にとって大切な社員となりました。上司の私としても、本当に良い部下に恵まれたと感謝しております。
そんな〇〇君が△△さんと結婚し、こうしてお祝いの場にご招待いただいたこと、とても嬉しく思っています。優しそうで笑顔が素敵な奥様の支えにより、〇〇君が今後もさらに仕事で活躍できると、本日の二人を見て確信いたしました。
これから二人で家庭を築いていくとき、さまざまな悩みやぶつかることもあるでしょう。
でも誠実な〇〇君なら、△△さんとしっかり話し合い、いつでも二人で協力して乗り越えていけると思います。心温まる家庭を築いてください。
長くなりましたが、おふたりの輝かしい未来をお祈りしまして、お祝いの挨拶とさせていただきます。〇〇君、□□さん、末永くお幸せに。
友人代表(新婦側)
〇〇さん(新郎)、△△さん(新婦)、ご結婚おめでとうございます。
両家のご家族やご親族の皆さまにも、心よりお喜び申し上げます。本日はこのように素敵な結婚式にお招きいただき、たいへん嬉しく思っています。
私は、新婦友人の□□と申します。新婦のことをいつもは△△ちゃんと呼んでいるので、この場でも△△ちゃんと呼ばせて頂くことをお許しください。
△△ちゃんとは中学で同じクラスでした。すぐに仲良くなり、毎日、他愛もない話で盛り上がっていましたね。「誰が最初にに結婚するか?」なんて話もしていたけど、△△ちゃんは「あまり結婚に興味はないかな」と言っていたかな。
それなのに私より先に結婚するとは、ちょっと悔しい気持ちです(笑)
そんな△△ちゃんの心を射止めた〇〇さんは、きっととても素敵な人なんだと思います。 △△ちゃんが初めてしてくれた〇〇さんの話では、とても信頼している様子が伝わり、その幸せそうな表情を見て、私もとても嬉しくなりました。
〇〇さん、△△ちゃんはしっかりしているけど、少し繊細なところがあります。どうか優しく支えてあげてください。△△ちゃん、結婚おめでとう!末永くお幸せに。
スピーチのポイント
マイクの前では、背筋を伸ばして立ち、会場全体を見まわしながら、一語一語丁寧に話すように心がけましょう。心配なときはメモを見ながらでも構いませんが、終始笑顔を忘れずに。
こんな「言葉」は避けましょう!
- 「別れる」「切れる」「壊れる」「冷える」「割れる」「離れる」「戻る」などの離婚を連想させる言葉
- 「たびたび」「重ね重ね」「いよいよ」「くれぐれ」「わざわざ」などの再婚を連想させるような重ね言葉
こんな「内容」は避けましょう!
- 自分の自慢話や会社の宣伝、内輪にしかわからない話題
- 新郎新婦を見下すような内容
- 新郎新婦への妬みや悪口
- 過去の恋愛などの暴露話や下品な話
- 政治や宗教の話題
6. 受付係を頼まれたら
招待客からご祝儀を受け取り、芳名帳への記入をお願いし、席次表を渡すのが受付係の主な仕事です。来賓席などへお車代を渡すように頼まれる場合もあるので、臨機応変に対応しましょう。主催者側として、最初に招待客を迎えるのが受付係です。披露宴の印象を左右する大切な役割なので、感じの良い笑顔で対応することを心がけましょう。
7. 参列者としての披露宴のマナー
▶到着のタイミング
開宴の20~30分前に到着を。披露宴に遅刻は厳禁です。やむをえない理由で遅刻しそうな場合、新郎新婦へ直接連絡せず、早めに会場に連絡をするのが基本です。
▶クローク
コートやカバンはクロークに預けます。女性はクラッチバッグ、男性はスーツの内ポケットに必要最小限のものを入れて持ち込みます。
▶受付
受付係は主催者側の代表なので、「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べてから、自分の名前を伝えます。「新郎の友人の〇〇です」などと新郎新婦との関係がわかるように伝えましょう。
ご祝儀を持参している場合は、「お気持ちばかりですが、お納めください」と伝え、ご祝儀を渡してから芳名帳に記帳します。事前にお祝いを贈っている場合は、「お祝いの方は済んでおります」と伝え、芳名帳に記入するだけで大丈夫です。結婚祝いの品物は、披露宴の一週間前までに渡すのがマナーです。当日に渡すのは避けましょう。
▶控え室
開宴までは控え室で待機するのが一般的です。新郎新婦の両親に会ったら、ご挨拶を忘れずに。「おめでとうございます。本日はお招きいただきましてありがとうございます。新郎友人の〇〇と申します」と挨拶します。面識のない招待客にも自己紹介をして会話を楽しみながら開場を待ちましょう。
▶披露宴開場
係員の指示に従って、会場に入ります。入口で新郎新婦や両親が出迎えている場合は、「おめでとうございます」などとお祝いの一言を掛けて入場しましょう。新郎新婦と話し込み入場を妨げるのはNGです。入場後は、速やかに指定の席へ。着席する場合は、イスの左側から座るのが正しいマナーです。着席時は同じテーブルの人に一礼してから「新郎(新婦)の中学時代の友人です。よろしくお願いします」などの挨拶を添えると会話のきっかけになります。開宴までは同じテーブルの方々と和やかに会話を楽しみましょう。大声での会話は厳禁です。
▶披露宴がはじまったら
披露宴の最中は、なるべく席を立たないのが基本です。
また、携帯電話も着信音を鳴らさないように電源を切るかマナーモードに設定しましょう。
女性が持つクラッチバッグなどは、椅子の背もたれの前か膝の上に置き、テーブルの上には置かないようにしてください。
▶食事中
主催者側が用意した飲み物以外をオーダーしたり、泥酔するほどお酒を飲み過ぎないように注意しましょう。
また、テーブルに並べられたカトラリーやグラスの位置を勝手に変えるのはやめましょう。
▶お開き
司会者の指示に従って席を立ち、退場を。席次表やメニュー、席札などのペーパーアイテムは、招待客それぞれに用意されたものなので持ち帰りましょう。置いたまま帰るのは失礼な印象を与えてしまいます。同じテーブルで一緒になった方たちに挨拶するのを忘れずに。
宴の途中、トイレに行きたくなったり、気分が悪くなった時はどうしたらいい?
やむをえない場合は、スピーチの合間や歓談中など、目立たないタイミングを見計らいます。ナプキンは軽くたたんでイスの上に置くか、椅子の背にかけておくのがマナーです。