結婚記念日

結婚記念日は夫婦にとって大切な日

結婚記念日は、夫婦が結婚した日を祝う特別な日で、共に生きていくことを約束した日とも言えるでしょう。結婚記念日は、愛と絆を誓い合ったことを思い出し、更にこの先のお互いの愛情を深め、将来の幸せな生活を築いていくための大切な日といえます。
また、結婚記念日は、家族と一緒に祝うことで、夫婦の関係をより深めることができます。祝福を受け取ることで、夫婦は愛と絆がますます強くなることを感じることができます。

CONTENTS

1.結婚記念日は入籍日と挙式日のどちら?
2.結婚記念日の数え方と迎える年数によって異なる名称
3.結婚記念日の祝い方
4.結婚記念日のプレゼント

1. 結婚記念日は入籍日と挙式日のどちら?

結婚記念日には、入籍日と挙式日のどちらを祝うべきかについては、明確な決まりはありません。ですから夫婦で話し合って自由に決めると良いでしょう。

ちなみに入籍日とは、法的な手続きによって婚姻関係が成立した日のことを意味します。一方、挙式日とは、結婚式が行われた日を指します。

入籍日を結婚記念日とする夫婦は、入籍日が結婚の法的な契約が成立した日、つまり入籍日が結婚の始まりであることを根拠にしています。入籍日は戸籍にも明記され、確定的な意味をもつため、記念日として認知されやすいことも理由の一つと言えるでしょう。

一方、挙式日を結婚記念日とする夫婦も少なくありません。なぜなら挙式は夫婦の愛情を誓い合う重要な儀式かつ、人前で誓うことで神聖なものとして記憶に強く残っているからです。挙式は、写真や映像に残すこともできるため、記念日として印象に残りやすいというのも理由でしょう。

結婚記念日を入籍日と挙式日のどちらにするべきかについて、特定の決まりはなく、夫婦で話し合って、自由に選ぶと良いでしょう。どうしても決められない場合は、両方を祝ってもよいでしょう。大切なのは、夫婦の愛情を再確認し、お互いを思いやることです

 歴史 

結婚記念日はいつからはじまったか

結婚記念日の祝いは、17世紀のイギリスが起源とされています。欧米では夫婦の絆が中心となっているため、両親の結婚記念を家族みんなでお祝いをしていたのではないかと言われています。
結婚記念日のお祝いは、最初は5年目、15年目、25年目、50年目、60年目の5回のみをお祝いしていたようですが、これがアメリカに伝わるともに回数が増え、現在は、紙婚式からダイヤモンド婚式まで、はじめのうちは毎年名称がついています。
結婚記念日をお祝いする習慣は、日本では明治になって知られるようになり、明治27年に明治天皇と昭憲皇太后の銀婚式が行われたことがきっかけでより一層定着していきました。

2.結婚記念日の名称

結婚記念日の中でも特に結婚25周年を意味する銀婚式や、結婚50周年の金婚式が有名ですが、それぞれの結婚記念日には個別の名称が付けられています。

周年数名称(代表的なもの)
結婚1周年紙婚式
結婚2周年綿婚式・藁婚式
結婚3周年革婚式・糖菓婚式
結婚4周年花婚式・書籍婚式
結婚5周年木婚式
結婚6周年鉄婚式
結婚7周年銅婚式
結婚8周年ゴム婚式・青銅婚式・電気器具婚式
結婚9周年陶器婚式
結婚10周年錫婚式・アルミ婚式
結婚11周年鋼鉄婚式
結婚12周年絹婚式・(亜)麻婚式
結婚13周年レース婚式
結婚14周年象牙婚式
結婚15周年水晶婚式
結婚20周年磁器婚式・陶器婚式
結婚25周年銀婚式
結婚30周年真珠婚式
結婚35周年珊瑚婚式・翡翠婚式
結婚40周年ルビー婚式
結婚45周年サファイア婚式
結婚50周年金婚式
結婚55周年エメラルド婚式
結婚60周年ダイヤモンド婚式
結婚70周年プラチナ婚式

各結婚記念日に秘められた思い

個別な名称が付けられている結婚記念日には、それぞれ特別な意味合いも込められています。

1年目の紙婚式:白紙に未来の生活設計を描きましょう
2年目の綿婚式:贅沢を戒めましょう
4年目の花婚式:3年経過し、夫婦という名の花が咲き始める頃でしょう
6年目の鉄婚式:鉄のようにかたい絆を作りましょう
15年目の水晶婚式:水晶の如く透明な関係を保ちましょう
20年目の磁器婚式:時間とともに価値をます磁気のような関係を作っていきましょう

3. 結婚記念日の祝い方

祝い方に特別な決まりはなく、その方法は様々ですが、ディナーや旅行など、特別な場所で二人だけで過ごす方もいらっしゃいますが、予算や時間の制限がある場合、手軽にできる方法もあります。

例えば、手作りのプレゼントやお花を添えて、日頃の感謝を綴った手紙と一緒にプレゼントするという方法があります。自分たちが結婚式のときに使用した曲を流したり、あるいは当時の写真を見ながら、思い出を振り返ったりするのも良いでしょう。また、夫婦に共通の趣味があれば、それを通じて一緒に楽しむ時間を作っても良いでしょう。結婚記念日を祝う上で最も大事なことはお互いの時間を作ることです。

他にも、夫婦二人だけでなく、家族や友人を招いてパーティーを開いても良いでしょう。特に節目の記念日は、周囲の人々と一緒に祝うことで、その日の重要性を再確認できるでしょう。

結婚記念日の祝い方は夫婦それぞれです。予算や規模によって違いはあるかもしれませんが、大事なことはお互いの愛情や感謝の気持ちを伝えることです。これだけは忘れないようにしたいですね。

お祝いする人が徐々に増えていく結婚記念日

最初の幾つかの結婚記念日は夫婦二人だけで行うのが一般的です。しかし歳を重ねるとともに、家族が増え、お祝いをしてくれる人の数も徐々に増えていきます。

中でも銀婚式や金婚式は盛大にお祝いするケースが増えてきています。お祝いを夫婦ではなく、子どもや孫、友人などが主体となって行うような場合もあります。このような結婚記念日のお祝いには、夫婦をお祝いするという目的以外に、逆に夫婦が日頃お世話になっている方たちに感謝を込めるという意味も込められています。

4. 結婚記念日のプレゼント

結婚記念日には下の表をご参考になさってください。

周年数名称プレゼントの例
結婚1周年紙婚式手帳などの紙製品
結婚2周年綿婚式・藁婚式ハンカチなどの木綿製品
結婚3周年革婚式・糖菓婚式ベルトなどの革製品
結婚4周年花婚式・書籍婚式花束
結婚5周年木婚式お箸などの木工品
結婚6周年鉄婚式フライパンなどの鉄製品
結婚7周年銅婚式鍋などの銅製品
結婚8周年ゴム婚式・青銅婚式・電気器具婚式洗濯機などの家電製品
結婚9周年陶器婚式食器などの陶器
結婚10周年錫婚式・アルミ婚式錫製品・10年目のダイヤモンド
結婚11周年鋼鉄婚式調理器具などの買い替え
結婚12周年絹婚式・(亜)麻婚式スカーフなどの絹製品
結婚13周年レース婚式ハンカチなどの刺繍品
結婚14周年象牙婚式印鑑などの象牙品
結婚15周年水晶婚式指輪やアクセサリー
結婚20周年磁器婚式・陶器婚式食器などの買い替え
結婚25周年銀婚式ペアの時計や食器、スプーンなど
結婚30周年真珠婚式真珠のアクセサリー
結婚35周年珊瑚婚式・翡翠婚式珊瑚または翡翠製のアクセサリー
結婚40周年ルビー婚式ルビーのアクセサリー
結婚45周年サファイア婚式サファイアのアクセサリー
結婚50周年金婚式金のアクセサリー
結婚55周年エメラルド婚式エメラルドのアクセサリー
結婚60周年ダイヤモンド婚式ダイヤモンドのアクセサリー
結婚70周年プラチナ婚式プラチナの製品

結婚記念日は、共に過ごした時間を思い出し、これまで支えてきてくれたことに対する感謝の気持ちを確認し合う大事な日です。
一緒にいること、それ自体が自分にとっての幸せであること。
あなたが支えてきてくれたおかげで自分が成長できたこと。
あなたがそばにいてくれるだけで人生が豊かで充実すること。
あなたの応援が、新しい挑戦に対する活力になっていること。
あなたがいてくれるおかげで、自信をもって夢に向かって前進できること。
そばにいてくれるだけで、日々のストレスや疲れを忘れられること。
出会えたこと、一緒に人生を歩んでいることにお互いがお互いで感謝するために結婚記念日は欠かすことができません。幸せな未来を夫婦で歩んでいけるよう願っています。